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宝塚歌劇団の花組の舞台「ポーの一族」を観劇してきました!
原作も読んで予習をしていったのですが、世界観や登場人物がマンガから抜け出したようなイメージそのままの「ポーの一族」でした!
原作の流れなど細かい部分で違っていたところもありました。
宝塚歌劇「ポーの一族」の舞台についてまとめてみました!
目次
宝塚歌劇「ポーの一族」登場人物とキャスト!舞台化のきっかけは?
主要な登場人物とキャスト
- エドガー:明日海りお
- シーラ:仙名彩世
- アラン:柚香光
- メリーベル:華優希
- ポーツネル伯爵:瀬戸かずや
- 老ハンナ:高翔みず希
- ジャン・クリフォード:鳳月杏
原作を読んでの感想は、バンパネラ(バンパイア、吸血鬼)を主人公にしたマンガってけっこうあるんですが、こんなに繊細で美しい作品があるんだ!と目からウロコでした!
浮ついたエンターテイメントチックな作品ではないことも、とても好感が持てました。
宝塚歌劇団の看板演出家 小池修一郎さんが手がけるとあってこちらも楽しみのひとつでした。
宝塚版「ポーの一族」誕生のきっかけは小池修一郎さんが宝塚に入りたてのころ。
偶然会うことができた「ポーの一族」の作者 萩尾望都さんに「ファンです」とおこがましくも名刺を手渡したことからでした。
それから「ポーの一族」はアニメ化など色々なオファーがあったそうです。
ですが、萩尾望都さんの頭の片隅には、当時は珍しい男の方が「ファンです」と言ってくれたあの演出家に舞台にしてもらおうと思っていたそうです。
タイミングがやっと重なって、今回の宝塚版「ポーの一族」の話が進んでいきました。
舞台化のタイミングはその当時だったのかもしれないですが、今でも通用する世界観を持っている「ポーの一族」という物語!
宝塚歌劇で、そして小池修一郎さんが演出して素晴らしい「ポーの一族」の世界が出来上がりました!
小池修一郎というファンが作る舞台なので、「ポーの一族」愛に溢れた作品になっていると思います^^
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宝塚版「ポーの一族」原作と違うところは?
ここからは、色々とネタバレになります。
ストーリーは、ほぼ原作通りでしたが細かいところは省かれたりもしていました。
原作と違うところ!
大老ポーは、エドガーをバンパネラにすると村人に襲われて消滅してしまいます。原作では生きていましたよね?
そして宝塚版のオリジナルストーリーとして、アランが登場するあたりで占い師が降霊術をする場面でポーツネル男爵が大老ポーを降霊させてもらっていました。
●エドガーとアランが出会うシーン
原作ではアランは馬に乗って登場していましたが、エドガーたちが宿泊したホテルの廊下ですれ違うという場面になってました。
●アランがエドガーをバンパネラだと疑うシーン
思いっきり「バンパネラだろ!」と罵られていました(笑)
これははっきりしていて分かりやすかったのかな?と思いつつエドガー(バンパネラ?)は聖書の言葉に弱いという新事実も宝塚版で発覚しました!
●シーラとポーツネル男爵の最期
原作と同じでシーラは医師のジャンによって重傷を負わされてポーツネル男爵の元へ戻ります。
宝塚版では、シーラとポーツネル伯爵、二人とも銃で打たれて消滅してしまいます。
原作ではポーツネル伯爵は、馬車に轢かれて消滅しました。
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花組「ポーの一族」を観劇した感想!
個人的にはとっても良かったと思っています!
明日海りおさんをトップとして観たのが2度目だったのですが、ハマり役に出会えたんだなという感想です。
明日海りおさんは、マンガから飛び出したようなでエドガーそのもの!!
観劇後はずっと「エドガーのまんまじゃなかった?」と一緒に観た友人に同じ言葉を何度も言ってました(笑)
バンパネラを知る前の無邪気なエドガーと、妹を守るために不本意でバンパネラになったひねくれ者のエドガー。
どちらも見事に演じ分けていました!!
原作ファンはどんな風に感じたのかリアルタイムでファンだった方に聞いたところ、世界観もバッチリで高評価!
劇中の歌には、原作の萩尾望都さんの詩が使われていたりしたことも良かったと好印象でした^^
個人的に気に入ったシーンはラスト!
「君もくる?」と大きな窓と白いカーテンがなびく間から登場したエドガーと、バンパネラへの誘いを受け入れる傷心のアランのシーンは最高でした!
マンガでの二次元のものから、三次元の立体になったエドガーとエドガーの心の動きが見て取れるような演出が様々あってよかった!
その姿を観てラストには「エドガー、寂しかったんだな、、、」とアランを誘うシーンでは泣けてきました(;_:)
そして久々(たぶん「太王四神記」 以来)のあのゴンドラ!
エドガーとアラン、2階席まで届くんじゃないかっていうくらいせり上がってくれました。
ここで終了かと思ったらまだまだ!ラストのシーンは原作ファンは嬉しかったようですよ^^
物語のラストのシーンはドイツのギムナジウムに転校するシーン。
もちろんアランも一緒に。
「メリーベル」について聞かれて「いたよ、ずいぶん前に死んじゃったけどね」と言って涼しい顔をするエドガー、たまらないです!!
この学校のシーンでエンド!
小池修一郎さん、見事にまとめ上げてくれました!
他には言うことない、、、と思いきやちょっとだけある^^;
最初に出てくる4人が誰だかわかりづらい。エドガーに会ったことあるひと、親戚が会ったって言う人、始めてポーの一族を知る人は「ストーリーが難しいかも」と一歩引いてしまいそう、、、と心の中で思ってました。
原作を読んでいてストーリーが分かる部分もあったので、ミュージカルなのはわかりますが歌で状況を伝えても分からない部分がありました。
舞台の最初のシーンで村人たちが、バンパネラのウワサをするんですが全く何言ってるかわからなかったです^^;
●フィナーレ
とっても良かったです♪
ラストのシーンがエドガーとアランだったので、最初は誰が??と思ったらトップ娘役の仙名彩世さんが相手役として明日海りおさんとダンス!
ラインダンスの衣装はバラをあしらった赤い衣装!
群舞は、勢いあるダンスで盛り上がりました!
デュエットダンスはタンゴ!大人なモスグリーンの衣装にメリハリのあるダンスがとても良かったです^^
>>元月組トップスター大地真央の宝塚での人気は?相手役の黒木瞳との仲も調べた!
まとめ
総合的には、原作ファンにも宝塚ファンにも楽しめる舞台だったと思います。
明日海りおさんのエドガーはマンガの中の「エドガーそのまま」!
フィナーレまで大興奮の「ポーの一族」の舞台でした。是非、劇場で確かめてみてください!