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「リオ2016パラリンピック」 閉会式に登場した檜山晃さん、ステキでしたね!
檜山晃さん普段は「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」のアテンドという仕事をしています。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」ってどんなもの?
視覚障害者として檜山晃さんが活動する「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」について調べてみました。
「リオパラ閉会式」檜山晃さんの経歴と職業は?
1980年、東京生まれ。
檜山晃さんは生まれつき目が見えません。
都立八王子盲学校高等部を卒業。
学生時代は成績優秀、スポーツも万能、文化祭の責任者も務めたりする仲間の中でも中心的な存在でした。
筑波技術短期大学(現在の筑波技術大学)で情報処理を学びます。
しかし、大学時代に檜山晃さんの自信が崩れてしまいます。
希望したIT企業の就職が「目が見えない」ことで叶いませんでした。
このことで「自分は社会から必要とされない人」という意識が強くなります。
「目が見えなくても自分にはできることはある」という自信があった檜山晃さん。
就職活動がうまくいかまかったことで「目が見えないからできない」ことばかりを気にするようになってしまいました。
ショックで7年ほどは引きこもりの生活を送っていました。
そんな引きこもりの生活から脱出できたのが友人の紹介で知ることになった「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の存在。
まさに檜山晃さんの天職のような仕事でした。
檜山晃さんは2002年から暗闇体験「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の案内人として働いています。
その「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」ってどんなことするの?
調べて分かったのは、人気のワークショップ(体感型講座)っていうこと!
健常者として生活している中で鈍った感覚を思い出させてくれる、心にも体にも良い体験ができるのが「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」です!
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檜山晃さんのワークショップ暗闇体験「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」とは?
目の見える健常者に暗闇を体験してもらうというドイツ発祥の体感型ワークショップのことです。
日常生活のさまざまなことを暗闇の中で「触覚」「聴覚」など「視覚」以外の感覚で体感してもらうことが目的です。
参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、グループを組んで入り、暗闇のエキスパートである視覚障がい者のアテンドにより、中を探検し、様々なシーンを体験します。その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、コミュニケーションの大切さ、人のあたたかさなどを思い出します。
檜山晃さんの仕事は「アテンド」
暗闇の案内人として参加者のサポートをしています。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は簡単に言うと
・数人のグループを組んで行う
・渡された白杖を使って「アテンド」の先導のもと暗闇で作られたコースを歩く
・暗闇の中で物に触ったり、歩いた時の床の感覚を感じたり、飲食をしてみたりする
たったこれだけのことなのですが、体験者のほとんどが生活する中で使っていない感覚がたくさんあることに驚きます。
普段いかに目に頼って生活しているということに気づく。
これが「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の醍醐味です。
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檜山晃さんが視覚障害者として伝えたいこと
目の見える私たちは「見える」ことで使っていない感覚が多いと感じるという檜山晃さん。
ものが見える人たちって、基本的には五感すべてが使えるはずなのに、ほとんど目しか使ってないなって感じていて
視覚以外の色んな感覚を使うことで身の回りのことがもっと楽しくなるよ、ということを気付ける場づくりができるよう心がけてます
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の暗闇体験して感じることは、檜山晃さんたち視覚障害者にはあたりまえの感覚です。
暗闇の中で触る水、足の裏に感じる地面、空気が肌に触れる感覚、目が見えていると通り過ぎてしまう感覚を檜山晃さんは感じてほしいと言います。
通り過ぎずに自分は感じているよ、と健常者に教えることが檜山晃さんの「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」での役割です。
参加者ひとりひとりに丁寧に対応する姿、ひとつとして同じ対応をしないということに「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の仲間も感心しています。
こんな素敵な人柄の檜山晃さんなので、参加者の女の子(小学生くらい)に「お母さんと結婚して」と言われたこともあったそうです。
外見や障害で判断しなかった女の子の気持ちに驚いてしまいますが、檜山晃さんの心の優しさが伝わるエピソードです。
何かほっこりするなー♪
そんな檜山晃さんやスタッフに出会える「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」、なかなかやりますな!
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リオパラリンピック閉会式での檜山晃さんのパフォーマンス
リオ五輪では閉会式の日本のパフォーマンスは直前までは秘密でした。
今回のリオパラリンピック閉会式では事前に出演者の発表がされています。
その中の一人に檜山晃さんもいます。
視覚障害者である檜山晃さんは、セレモニー用の曲の歌詞の原案をしました。
音楽監督である椎名林檎さんがアレンジした曲がパフォーマンスの後半に流れる予定です。
檜山晃さんが目が見えないことで感じていることは何なのか気になりますね。
見えないものを見ている檜山晃さんの感覚の鋭さや前向きな気持ちに、健常者である私たちは何かを感じ取れるはずです。
檜山晃さんは「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」から得たことを活かして全国で後輩アテンドを養成をするという夢があります。
そしてやってみたいことは「バーテンダー」のようなこと。
目の前にいる人の気持ちを感じ取ってくれるバーテンダー、またしても檜山晃さんの天職になるかも?!
良い意味でなのですが、どうしてこういう感覚がもてるのか不思議です。
前向き、バイタリティ溢れる人は良い人が集まるといいますから、檜山晃さんは良い人たちに囲まれて幸せなのだと思います。
ちなみに、檜山晃さんはアイフォンの愛用者です。
視覚障害者も使えるんですよ!
使いこなす檜山晃さんに驚きです!
視覚障害を越える活動をする檜山晃さんの可能性は無限大ってことでしょうね!
追記:
リオパラリンピック閉会式は9月19日(日)(日本時間)に行われました。
着流し姿の檜山晃さん、カッコ良かったですね!
先頭を歩くのが檜山晃さん、杖を使いながらも堂々と歩いていました!
閉会式で使われた曲は、1993年のピチカート・ファイブの楽曲
「東京は夜の七時」
檜山晃さんは「日本の夏は夜が良い」と言ったことから音楽監督の椎名林檎さんがこの楽曲を閃いたそうです。
2020年東京オリンピック・パラリンピックは夏に開催ですから、そのころの東京の雰囲気をパフォーマンスで表現しました。
檜山晃さんが視覚以外で感じる言葉がステージ後ろのスクリーンで映し出される中、ステージの先へ歩く姿は堂々としていましたよ。
全体的に見ても今の日本を世界に見てもらえた!と満足するパフォーマンスでした!
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まとめ
・檜山晃さんの活動は「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というワークショップ。健常者に暗闇を案内して、普段使わない感覚を研ぎ澄ませてもらおうという体験の案内をしています。
目の見えない檜山晃さんは、健常者である私たちには気づかない感覚を気づかせてくれる仕事をしています。
リオパラリンピック閉会式の檜山晃さんのパフォーマンス、とても素敵でした!
4年後の東京へ向けてパラリンピック選手たちの励みにもなった閉会式だったと思います。
もうすぐそこに2020年 東京パラリンピックが近づいてきますよ!SEE YOU IN TOKYO!