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アーティスト活動を再開した宇多田ヒカルさんのアルバム「Fantome」!
6年ぶりの音楽活動に8年半ぶりのアルバム発売で話題となりました。
日本での売り上げ1位!そしてなんと『全米6位』!!
「全米の音楽チャート」といえばビルボードチャートのことなんですが、どんな仕組み?
宇多田ヒカルさんは過去に一度世界進出しているのですが、この時との違いは?
新アルバム「Fantome」の全米6位の意味と、過去に世界進出した経緯など調べてみました。
目次
宇多田ヒカルさんのアルバム「Fantome」全米6位の意味
宇多田ヒカルさんのアルバム「全米6位」とは「ビルボード6位」という意味なんですが、「ビルボード」には多くの音楽ジャンルのチャートがあります。
ビルボードのチャート数は、年間チャートが170種類以上!
「POP」「ROCK」などの音楽のジャンルから、さらに1つのジャンルで細かく分かれてます。
「POP」でも「POP Songs」「Adult POP Songs」などと枝分かれして、たくさんのチャートが存在します。
宇多田ヒカルさんのアルバム「Fantome」が6位になったのは「ワールドアルバムチャート」というジャンル。
音楽シーンのメインとされる「総合アルバムチャート(ビルボード200)」とは違うチャートになります。
「ワールドアルバムチャート」の影響力は170以上あるジャンルの中では下位に近い位置づけになっています。
2004年宇多田ヒカルさんが全米デビューでランクインした「総合アルバムチャート」とは違うジャンルでのチャートインです。
ですが、『ワールドアルバムチャート6位』という結果が悪いという訳ではありません。
2012年の楽曲「桜流し」は映画「エヴァンゲルオン劇場版:Q」の主題歌でした。
海外でも人気のあるエヴァンゲリオンと宇多田ヒカルさんが結びついたということもあり、世界での認知度が高まっています。
日本のアニメソングの影響も少なからずあるようです。
もうひとつ、今回のアルバムでは日本語の歌詞にこだわったこと。英語の歌詞より受け入れてもらえているようです。
そして、楽曲の質の良さも素晴らしいです!
「こんなアルバム二度と作れない」と言っていた宇多田ヒカルさんのアルバム「Fantome」の良さが今回の結果につながったようです。
>>宇多田ヒカル「Forevermore」の振り付けは誰?ダンスは上手い?
アメリカ「ビルボードチャート」って何?
ビルボートとは、1894年に創刊された音楽専門誌で、現在世界で最も権威のある音楽チャートと言われています。
ビルボードのチャート集計は売り上げだけではないあらゆる方面のデータを集計しています。
「ビルボード・チャート」は、世の中にどれだけ楽曲が浸透しているかということがランキングで明確にされています。
ビルボードチャートの仕組みは?
ビルビードで曲がランキングする上で重要なの要素のひとつに「エアプレイ回数」があります。
エアプレイとは、ラジオ局でどれだけその曲が流れたかということ。
そして、エアプレイの数の他、ダウンロード数や最近ではYoutubeの再生回数が集計されビルボード・チャートとなります。
その結果が「ビルボード(全米)○○位!」となります。
ちなみにビルボード・チャートは「シングル100位以内」「アルバム200位以内」にランクインしないと「圏外」となります。
今回の宇多田ヒカルさんのアルバムは、世界展開を考えてはいなかったので「総合アルバムチャート」では圏外という結果です。
宇多田ヒカルさんの日本でのCDセールス記録は?
宇多田ヒカルさんのデビューは1998年、15歳のときでした。
シングル「Automatic/Time will tell」はミリオンセールスを記録。
1999年3月10日発売のファーストアルバム「First Love」は累計765万枚の売り上げを記録。
CD売り上げ数 日本一のアルバムとして現在も記録を保持しています。
2ndアルバム「Distance」は初週売り上げが300万枚といきなりのトリプルミリオンという快挙!
2007年に発表したシングル「Flavor Of Life」はダウンロード数世界一(当時)を記録!
日本の音楽業界の記録を多く塗り替えた宇多田ヒカルさんは、日本で好調なこともあり2004年に全米デビューが決まります。
2004年に宇多田ヒカルさんが全米デビューした結果は?
宇多田ヒカルさんは世界でも通用する!と見込んでのアメリカ進出でしたが、期待通りの結果は得られませんでした。
アメリカデビューでは、アーティスト名を「Utada」としてアルバム「EXODUS」を発売します。
結果は、全米チャート初登場160位にランクイン。
あれだけ日本でCD売上のすごい宇多田ヒカルさんがアメリカでは日本のようにはいきませんでした。
アメリカ進出で不足していたのは、顔を知ってもらうための地方でのライブやテレビ出演などのプロモーション活動だったのではないかと言われています。
日本では藤圭子さんの娘、帰国子女など話題も豊富な宇多田ヒカルさんでしたが、アメリカでは知名度なし!
そしてタイミングが悪かったのか、大統領選挙の前!
アメリカでは大統領選挙も大きなイベントのひとつ!ということで新人アーティストである宇多田ヒカルさんへ関心を持ってもらえなかったようです。
2009年「Utada」名義で発売した2ndアルバム「This is the one」は69位。
この頃、宇多田ヒカルさんもアメリカのラジオ局を回って「日本では700万枚アルバム売ったんだよ!」とアピールもしていたのですが、現実は厳しいものでした。
>>宇多田ヒカルが過去に紅白出場のオファーを断った理由は何?
過去に全米デビューで成功した日本人は?
現在まででアメリカで成功した日本のアーティストは、
・坂本九さん:シングルチャート1位
・ピンクレディー:シングルチャート39位
・松田聖子さん:シングルチャート54位(ドニー・ウォルバーグとデュエット)
・BABY METAL:2019年アルバムチャート13位
などなど。
坂本九さんの「上を向いて歩こう」(アメリカでのタイトルは「Sukiyaki」)は全米シングルチャート1位
今のところ日本のアーティストで誰も成し遂げていない快挙は1963年の出来事でした!
そして、BABY METALが2019年に全米アルバムチャート13位という記録もあります。
ちなみに、世界進出でチャートランク圏外を経験した日本のアーティストは
- 幸田來未さん
- 赤西仁さん
- パフィー
などがいます。
ビルボードチャートインは日本人には難しい?
アメリカの音楽業界の中にも人種差別という問題が少なからずあるようです。
ラップは黒人のものという傾向があることで白人が歌うラップが批判されることも以前はありました。
そしてアジア人には「英語」という壁があります。英語が下手だと音楽を聴いてもらえません。
宇多田ヒカルさんはここはクリアしていますが、アメリカで成功する為のほんのスタートラインに過ぎないようです^^;
しかしここ十年の間に、韓国のアーティスト サイが「江南スタイル」でシングルチャートで2位を記録!
そして「BTS(防弾少年団)」はアルバムチャート1位、シングルチャートで1位など記録しています!
韓国のアーティストの進出で、ここ数年でアメリカでもアジア勢の音楽が浸透してきている傾向にあります。
>>「BTS」アルバム全米1位は何がすごいの?アメリカでK-POPがウケるのはなぜ?
まとめ
・宇多田ヒカルさんの新アルバム「Fantome」は「ビルボード(全米) ワールドアルバムチャート6位」という記録です。
チャートの中心となる「総合アルバムチャート」では圏外ですが、今回のアルバム発売で「アメリカ進出」については考えていなかったことでの結果となりました。
・2004年のアメリカ進出では、総合アルバムチャートで1stアルバムが160位、2ndアルバムが69位という記録でした。このときは日本のような売上とはなりませんでした。
宇多田ヒカルさんの新アルバム、待っていた人も多くいたことで期待が爆発している結果だと思います!「Fantome」是非聴いてください!
bTSは?
サカナさんコメントありがとうございます。
防弾少年団(BTS)についても記事を書いています!よろしければ読んでください。
https://siromama.com/bts-billboard-11346
ビルボード・チャートの記録ではBTSのすごさは世界レベルですね!
チャートは結果としてランクインするもので別に総合チャート狙ったとかワールドチャート狙ったとかないでしょう。大量に売れてれば総合に入るだけだし、ファントームのアメリカでの初動は1500枚。Utada作品の過去2作の足元にも及びません。にもかかわらずファントームが日本で好意的に報じられてるのは日本語で歌っててJ-POPな宇多田ヒカル故、日本人の好みだからでしょう。結局日本で報じられる情報ってこういう捏造とは言わないまでも日本人の願望だったり恣意的でズレてたり捻じ曲がった情報が多いですね。海外で人気な日本の~の類はほぼ全てそうなのかもしれません。
世界的スーパースターのメガヒット曲でも日本では団子三兄弟に遠く及ばない事を考えると別世界で売るのは楽曲のクォリテイ以外に必要な要素がたくさんあるんでしょうね。