本ページはプロモーションが含まれています。
2021年、「大相撲三月場所」横綱 鶴竜の休場が発表されました。
鶴竜の休場は5場所連続、合計20回目となります。
横綱の休場といえば過去には、14年振りとなる日本人横綱 稀勢の里の8場所連続休場や、平成の大横綱 貴乃花の7場所連続休場もありました。
ちょっと休みすぎな気がするんですが、横綱が休場してもいい限度ってある?
休場が続くと引退も見えてくるのですが、過去に引退勧告を受けた力士は??
大相撲力士の休場に関する事情について調べてみました!
横綱が休場していいのは何場所まで?
横綱が休場することについて結論から言うと、
横綱が休場する回数について限度はありません。
横綱の引退は『横綱自身が決めること』なのでどれだけ休場しても「横綱」は「横綱」のままです。
2021年現在、稀勢の里が最多休場記録を持っています。
2017年の春、横綱となってから最初の三月場所で初優勝!
その後、8場所連続休場してしまいました。
【稀勢の里】の最多休場記録
- 2017年初場所 初優勝
- 2017年春場所 優勝 横綱として初優勝
- 2017年夏場所 11日目から途中休場
- 2017年名古屋場所 6日目から途中休場
- 2017年秋場所 休場
- 2017年九州場所 10日目から途中休場
- 2018年初場所 6日目から途中休場
- 2018年春場所 休場
- 2018年夏場所 休場
- 2018年名古屋場所 休場
稀勢の里は横綱になってから8場所連続休場!
これは、横綱としては不名誉な連続休場最多記録という結果になってしまいました。
怪我の治りも良くならないまま、2019年初場所で初日から3連敗した稀勢の里が引退を決意しました。
横綱として8連敗というワーストという不名誉な記録もできてしまいました。
横綱になってから怪我に苦しむことになってしまって、本来の力が発揮できずに本人も応援するファンも残念な結果となりました。
この稀勢の里の結果は、当時はさすがに相撲協会から「引退勧告」相当の「激励」を受けたというウワサもありました。
ですが何より、横綱本人が一番周りの空気を感じているはずなので「いつまでも休場」ということは考えてはいなかったはずです。
引退する引き際を決めるのは横綱本人!
怪我や成績不振については、厳しい相撲の世界の中でいかに自分と向き合って行動するかが問われる問題なんですね。
平成の大横綱【貴乃花】の場合
稀勢の里より前に最多連続休場の記録をもっていたのは、平成の大横綱と言われた「貴乃花」の7場所連続休場!
引退してからも話題が耐えない貴乃花親方ですが、現役時代の強さは本当にすごかったです!
貴乃花が横綱になってから、優勝した回数は15回!
この7場所連続休場は、横綱として晩年のもの。引退間近だったころにできてしまった記録です。
2021年現在、鶴竜が5場所連続休場中
そして2021年の三月場所で、横綱 鶴竜が5場所連続休場!
まだ稀勢の里の記録まではおよびませんが、力士となってから20回目の休場となりました。
2020年11月には横綱審議委員会から「注意」を受けているんですが、、、、
三月場所を控えた2021年3月9日、左足の筋肉を切る怪我をしてしまい「休場」を決めました。
★追記:2021年3月24日、鶴竜は横綱引退を発表しました。
>>「阿武咲」の読み方や四股名の由来は?普段の性格と私生活や趣味も調べた!
過去に引退勧告を受けた横綱は?
横綱が引退するのは自分の意思ですが、それ以外に【横綱 引退】となる場合があります。
「横綱らしからぬ品格」と判断された場合は「横綱審議委員会」から「引退勧告」を言い渡され「引退」を余儀なくされることがあります。
過去に「引退勧告」を受けた横綱をまとめてみました!
第39代横綱 前田山 英五郎
1948年に横綱に昇進した前田山は、大腸炎を理由に休場したものの入院せずに後楽園球場で野球観戦をしているところを新聞に取り上げられてしまいます。
「シールズ事件」とされたこのことで引退勧告をだされそのまま引退します。
横綱在位も6場所と歴代最短という短命横綱、そして「クビになった横綱」として世間の話題となりました。
第60代横綱 双羽黒 公司
親方との意見に相違で部屋を飛び出した際に女将さんを突き飛ばしたとして問題になりました。
説得するも部屋に戻らないまま親方が横綱の「廃業届け」を相撲協会に提出して廃業となりました。
横綱になってから一度も優勝できなかったこと、横綱在位8場所と最短記録2位タイという残念な記録も残っています。
第68代横綱 朝青龍
知人男性に暴行をしたとして問題になりました。
示談となりましたが相撲協会から引退勧告を言い渡されて引退しました。
・引退勧告ではないけれど、、、
横綱 日馬富士は、貴ノ岩暴行事件を受けて引退となりましたが、相撲協会からは「引退勧告相当」の処分を言われています。
引退勧告や廃業した横綱は、全員が「事件」などのトラブルが絡んでいますね。
これまでの大相撲の歴史の中で、「連続休場」で横綱が引退勧告を言い渡されるということはありませんでした。
>>「朝乃山」の本名や四股名の由来は?横綱候補の理由や成績と実力についても!
まとめ
横綱の休場に限度はありません。よほどの事件を起こさない限り「引退勧告」を受けることもありません。
横綱でも怪我や体調不良はあることですが、あまり長く休むと「引退」と言われても仕方ない気がします。
「品格」と、そして「強さ」が求められる横綱の責任の大きさを改めで感じる今日このごろです。。