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映画「男はつらいよ お帰り寅さん」は、22年ぶりの最新作!
第50作目となる「男はつらいよ」シリーズの映画、今でも寅さんはたくさんの人の中で生きていました。
映画「男はつらいよ お帰り寅さん」を観た感想をまとめました。
「男はつらいよ お帰り寅さん」感想!満男と泉は再婚する?
映画を観て寅さんファンには嬉しい内容だったと思いました^^
寅さん(渥美清さん)は昔の映像なのに、全く物足りなさはないことも驚きました!
映画の中では、満男の結婚や初恋の女性泉ちゃんとの関係、寅さんと結婚に一番近かったリリーさん、
さくらと博士、印刷工場の娘あけみちゃんなどなど、おなじみのメンバーが寅さんを思い出すシーンに泣き笑いしました!
寅さんの思い出の名シーンが流れると、思い出して懐かしむさくらや博士と同じ気持ちになりました^^
>>【男はつらいよ お帰り寅さん】キャストは同じ?新作での変化を比較!
映画の中で一番のハイライトは、満男と高校時代の初恋の相手で恋人関係にあった泉ちゃんとの関係!
最新作「男はつらいよ お帰り寅さん」では、満男は駆け出しの新人作家になっていました。
満男は、妻「ひとみ」さんを亡くして7年、一人娘ゆりとマンションで暮らしています。
そして泉ちゃんは、国連で働く女性で世界中を飛び回る忙しい生活をしていました。
「イズミ・フルーナ」という名前になっていて、国際結婚をして子供が2人います。
泉ちゃんが日本での仕事を終えて、つかの間の休暇を過ごす中で本屋で偶然にも満男が作家としてサイン会をしているところに遭遇します。
満男のサイン会の列に並んだ泉、
「名前も書いてください。『いずみ』です。スプリングの、、、」
という声にハッと顔を上げる満男の驚く顔を見た瞬間、寅さんの物語が始まったんだと胸が熱くなりました!
満男はサイン会が終わると、泉をジャズ喫茶へ連れていきます。泉と満男が恋人となった瞬間を見届けたリリーさん(浅丘ルリ子)のお店です。
リリーさん、変わってないので嬉しくなりました!泉と満男が別れた時の話も知っていたリリーさんは、寅さんと結婚話があったことを話てくれました。
結婚をはぐらかされたリリーさんに、満男はあの頃と変わらない調子で「いつもおじさんはこうなんだ!」と激怒(笑)
ここで泉が「ヨーロッパ留学」する時に、満男が止められずに二人の関係が終わってしまったことがわかりました。
満男はこの後、くるまやの奥の住まいで暮らす両親(さくらと博士)のところへ連れていきます。
「男はつらいよ」で必ずあった食卓を囲んでの楽しい会話のシーン、満男は寅さんとの昔の思い出を思わずにはいられません。
泉は、日本での休暇中に父親の顔を見ていってほしいという母親の言葉に迷っていました。
満男は泉を連れて父親がいる場所へ送ってくれると申し出るあたりも、「男はつらいよ」の展開として安定していましたね^^
こんな風にいつも満男は泉の助けになっているのに、自信がないと思い込んでるところがもどかしい!
泉も今までしてくれた満男の行いを「嬉しかった」と回想していました。
二人は想い合っていたのに結婚しなかったのはどうして?と、満男の母さくら、泉の母は思っていたようですね。。。
泉を空港まで見送る満男、最後に二人は手を握り合って寄り添っていました。
「今度は奥様にもご挨拶を」と言う泉に、満男は妻が亡くなったことを初めて打ち明けました。
「気を使わせるといけないから」という満男の気持ちが嬉しかった泉は、昔と同じように自分から満男に口づけ。
「怒らないのか」という満男に、嬉しそうに「満男さんらしい」という泉。
そして泉は旅立ちます。
その姿を見送る満男。
なんだか余韻がすごく残って切なかったです、、、。
こんな二人の別れを見ると、寅さんがいたらどうなっていたのかなぁと思ってしまいます。
ヨーロッパへ向かう泉を止める気持ちが湧いたかもしれないし、別れずに済んだんじゃないかとも思ったりしました。。。
ここまでくると気になるのが泉の結婚はうまくいっているのか!?ということ。
泉の夫の話は一度も出て来なかったので、夫婦関係がうまくいっているのかどうかはわかりませんでした。
満男は、7年シングルファーザーとして生活しています。
亡くなった妻の父親は「だれかいい人がいたら」と再婚についても気にしてくれていました。
満男は余計なお世話と怒っていたのですが、泉の存在は「再婚」へ気持ちが動くきっかけにならないのかなと思いました。
「男はつらいよ お帰り寅さん」ラストのネタバレ!寅さんの現在の行方は?
映画の中で何度も回想シーンで登場する寅さんの姿。
満男がふとした時に、寅さんの幻を見るシーンもあって胸を打たれました。
満男の部屋、くるまやの2階へ上がる階段、寅さんがそこにいるような感覚は観ているこちらと満男、きっと同じだったと思いました。
寅さんの現在の行方については、誰も何も語らないままでした。
知りたい気持ちもありましたが、こんな風にたくさんの人の心の中で生きている寅さんが映画で描かれていてなんだか満足しました^^
さくらは、寅さんと駅のホームで別れるシーンや、メロンの思い出話。
博士は、「義兄さんは『死んでくれ』って言われたんだ!」とある時のエピソードを持ち出して笑いながら話していました。
リリーさんは、二人の関係に「まだ籍は入れていないのよ」って答えたわ!と寅さんにカマをかけるシーン。
満男の思い出は一番多かったですね。
「どうして人は生まれてくるんだ」という満男の質問に答える寅さん。
この、なにげない答えがとても染みました。
映画のラストでは、
満男は、作家として寅さんを題材にした物語を書き始めます。
泉のことで忙しかった数日間、家で待っていた一人娘のゆりから「お帰り」という言葉。
寅さんもいつも旅先から帰ってきたとき「おにいちゃんお帰り」とさくらの言葉をかけてもらっていたことを思い出しました。
何気ないセリフだけど、「お帰り」という言葉は寅さんにとって一番うれしかった言葉なのかもと最後の最後に強く感じました。
満男は「お帰り寅さん」というタイトルで小説を書き始めました。
隣の女性は誰?と聞くと、寅さんは
「おれの女房だよ」と嬉しそうに言った。
いつか寅さんがそんなふうに帰ってくるんじゃないかと願いがこもったお話、私も読んでみたいと思いました。
>>ドラマ【少年寅次郎】最終回の感想!母光子の病気と父との関係の結末は?
まとめ
映画「男はつらいよ お帰り寅さん」は、寅さんが蘇る、というか思い出の中の寅さんが生き生きとしていたことが嬉しかったです^^
満男と泉のこれからが気になります。寅さんとしては甥っ子の幸せを願っているはずなので、どこかで力を貸してくれる時がくるのかも、と淡い期待と余韻がもてました。
寅さんの行方は、実は知りたくなかったのでラストの展開は個人的にとてもお気に入りです!たくさんのファンが待っていた寅さん!期待を裏切らなかったんじゃないかなと思いました^^