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イギリスのロックバンド「クイーン」を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観てきました。
公開日から2週目の週末なのに、観客動員数が増えているという異例の大ヒットとなっています!
大ヒットしている理由は、クイーンの音楽とフレディ・マーキュリーの人間としての魅力にあると思いました!
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の感想をまとめました!
映画「ボヘミアン・ラプソディ」のネタバレと感想
映画を観た人の口コミでは、
・すごく良かった!
・今日で3回目!
などなど、お客さんの評判は上々の映画「ボヘミアン・ラプソディ」
あまりにも前評判が良すぎるので、期待して観たらがっかりするかもと心配になったほど^^;
ですが、期待以上の良さにひっくりしました!
最低2回は泣きます(/_;)
映画の始まりは、フレディ・マーキュリーが生前最後に出演した「ライブエイド」のステージに向かうシーンから。
このライブから20年前にさかのぼって、フレディの「クイーン」として歩んだ道を振り返っていきます。
「クイーン」としてバンド結成から、成功してイギリス、全米、世界中にライブをする大きなバンドに成長するあたりは、気持ちが良いくらいでした。
そして成功して順調が過ぎるとやってくるトラブルも、すごくリアルでした。有名バンドが通る道なんだろうけど、クイーンも紆余曲折があったことをしっかりと映画で描かれています。
フレディは大スターになって大きな家を買いますが、ひとり家にいる寂しさに友人や知人に電話しまくる姿が切ない、、、。
寂しさを紛らわすために大勢を呼んでどんちゃん騒ぎのパーティ三昧、、、有名になってもどこか満たされないフレディの孤独な一面が痛々しいシーンでした。
「クイーン」は多忙を極め、アルバムを作ってはツアーの日々に飽き飽きするフレディ。メディアからのプライベートな質問にイラつき始めます。
フレディのソロの話が進み、独断でソロ契約をしたことからバンドは分裂します。
メンバーは事実上の「解散」と受け取り、お互いの不満をぶちまけるシーンにはハラハラしました。
メンバー全員が「家族」だと言ってきた「クイーン」を、フレディはここで「違う」と否定します。
メンバーには妻や子供がいるのに、ゲイである自分には家族がいないことへの寂しさがここで爆発してしまいます。
フレディにソロデビューを勧めたのはマネージャーのポールでしたが、この人が曲者^^;
フレディと同じゲイであることや、家族に勘当されているとフレディに同情の念を与えて信用ある友人となっていきます。
フレディはポールの言いなりになって、「クイーン」から目を背けるようになります。
連絡をしてもポールがフレディに取次をしてくれません。
ポールが、フレディの元カノのメアリーを警戒しているシーンが何度も登場します。
ポールは自分のことしか考えていませんでしたが、元カノで友人としても信頼のあるメアリーは、フレディの行いを正してくれた人でした。
フレディはポールをクビにしましたが、海外ゴシップではありがちな「暴露話」をメディアに持ちかけてフレディを裏切りました。
こんな輩は音楽業界でも山程いるみたいですね、クイーンの時代も今も変わらないように感じました。個人的な意見ですがイギリスって暴露話が好きなのかなと思いました^^;
フレディがもう一度クイーンに戻りたいとバンドメンバーと話し合うシーンで、メンバーは「一度席を外してくれ」とフレディを部屋の外へ出してしまいます。
答えは決まっているのに理由は「なんとなく」と答えるというところは、お気に入りのシーンです。こんなことでフレディを困らせるクイーンのメンバーは可愛いですね^^
チャリティイベント「ライブエイド」への出演を決めてリハーサルを始めますが、フレディの歌は本調子ではありません。そしてずっと一人で抱えていた秘密をメンバーに打ち明けます。
「今はここだけの秘密」だと「エイズ」に感染していると告白します。自分のスタイルを貫くフレディにメンバーたちは態度を変えずにいてくれました。
このフレディがエイズだと告白するシーンは、涙ものです!毅然とした態度を取るフレディはカッコいい!フレディを信頼しているメンバーもとても素敵です。「クイーン」という家族の集大成を見た瞬間に思いました。
ライブエイド本番直前、本当の友達であるジム・ハットンに会いにいくフレディ、そして家族へ紹介します。「大切な友人」と紹介するフレディですが家族は「恋人」だと気づいていたのかもしれません。
チャリティライブに出演するフレディに「善き行い」だという父と息子の抱き合うシーンも泣けます(/_;)
ライブエイドのステージは持ち時間20分、4曲歌いました。
ボヘミアン・ラプソディ
レディオ・ガガ
ハンマー・トゥ・フォール
ウィーアーザ・チャンピオン
母親にテレビからキスを送るフレディ、盛り上がる観客、テレビの前で手拍子を打つカフェのお客さん、フレディの自宅で帰りを待つネコたち、「クイーン」の歌が全世界に広がっていく瞬間はトリハダものでした!
ウィーアーザ・チャンピオンでは、観客が涙する姿にこっちも涙(/_;)
ライブ映像の再現が本当にすごかったです!
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映画タイトル「ボヘミアン・ラプソディ」の意味は?
ボヘミアン・ラプソディとは、クイーンの代表曲、6分もある長い曲でシングルカットは無理!とレコード会社とケンカしたシーンでも登場。
レコーディングでは、ドラムのロジャー・テイラーが「ガリレオって誰?」と謎の歌詞に疑問を感じながら高音で歌うシーンが印象的でした(笑)
ボヘミアン・ラプソディの意味を調べてみると、
ボヘミアン=世間の習慣は無視して放浪的な自由な生活をする人
ラプソディ=自由な形式民族的な内容を表した楽曲
という風に書いてありました。
歌詞の内容は、人を殺してしまったことで母親に懺悔している曲です。
この曲を映画のタイトルにしたのはどうして?と思って考えてみました。
フレディの生まれはザンジバルという島。そしてインドの移民でイギリスへ追いやられてきたという経緯があります。
故郷があるようでないフレディが帰る唯一の場所は「クイーン」というバンドでした。
「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞には、人を殺めてしまったことを母親に懺悔していますが、これはフレディ自身のことを表していると言われています。
今までの自分では生きられない、ゲイとして生きることに悩んでいる内容にも見えます。捉え方は人それぞれだし、フレディにしかわからないのですが^^;
フレディの人生は、「ボヘミアン」のように自由に生き、抒情詩(ラプソディ)のように自由に曲調が変わるよう!そんな人生を映画タイトル「ボヘミアン・ラプソディ」に込めたのかもしれません。
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フレディ・マーキュリーは、ライブエイドの後は「クイーン」としてのアルバム制作に取り組みましたが病状は悪くなる一方でした。
やせ細った体を隠すためにメイクをしてミュージックビデオの撮影をしたり、できるかぎり歌声を残すためいにレコーディングをしていました。
そして、1991年11月24日、45歳で亡くなります。
死因はエイズによる気管支肺炎でした。
フレディの死後、クイーンは活動を休止します。
・1992年4月、残ったメンバーでフレディの追悼コンサートを開催。
ベーズのジョン・ディーコンはミュージシャンを引退しましたが、ギターのブライアン・メイ、ドラムのロジャー・テイラーは今でも音楽業界ではベテランミュージシャンとして名前が上がる重鎮です!
現在は、ボーカルを2人ほど変えて「クイーン」として音楽活動をしています!
・2005年~2009年まで「クイーン」のブライアン・メイとロジャー・テイラーに加えてポール・ロジャースで音楽活動。
・2012年からはアダム・ランバートをボーカルに迎えてツアーを行っています。
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まとめ
映画の中の普段のフレディ・マーキュリーの孤独と優しさは、ロックスターの姿とはかけ離れて親しみが湧いてきました。
映画タイトル「ボヘミアン・ラプソディ」は移民としてイギリスで暮らしていたフレディ・マーキュリーの「居場所」や「家族」への憧れという思いがあるのだと思います。
クイーンの音楽は今もヒットを続ける名曲揃いです!この先もフレディの歌声は世界から消えることはないんでしょうね。