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毎週楽しみに見ていましたが、ついにラスト!
話の構成にも唸ってしまうほど秀逸でした!
「さらざんまい」の最終回の感想をまとめました。
さらざんまい最終回の感想!
※ちょっとネタバレ的な感想でもあるので、まだ最終話を見ていない方はご注意ください。
かなりぶっ飛んだ世界観でしたが、ストーリーは誰もが感じるジレンマや人間関係のゴタゴタなど感情の根っこの部分。
幾原邦彦監督のらしさ全開で毎話面白かったです!
誰にも知られたくない人の感情をこんな風にサラッと表現するなんて、欲望って悪いことではないのかもと思えてきたりしました。
正体のないラスボス「
最終話の構成は、本編、エンディング、エピローグ、オープニング、ラスト1カット
という見ていて目が話せない内容でした。
最終回でオープニング曲をカットするのはけっこうある構成なんですが、ラスト近くでオープニングが流れたらまだ何かあるかと思って見ちゃうじゃない!?
で、ラストは期待が膨らむ最後の1カット!
こんな最終回の構成は今までなかったかも!本当に面白かったです!
印象的だったのは、悠の笑顔!
オープニングのラストカットは、3人が肩を組んで笑っているシーンなんですが最終回にも見ることができました^^
3人は、これからも繋がり続けていくんだという未来も見えて嬉しかったです!
ケッピとサラの元の姿は衝撃wこの姿を春河ちゃんは「星の王子さまとお姫さまだー」と喜んでいました!
最終回でも解決していないような気になる部分はまだまだあったんですが、けっこうスッキリした気持ちになりました。不思議です。
ですがアニメではあってもラストあたりは現実的でドンと心が沈んだりもしました。。。
現実で起きたことすべてが帳消しになった訳ではないのでね^^;
最終回で秀逸だったのが、1話から10話のタイトルをラストにまとめたところ。
「繋がりたいけど」という最初のフレーズは各話タイトルで決まっていた言葉。続いて「偽りたい(1話)」という部分を未来の一稀たちのいつかの出来事に当てはめていました。
奪いたい、報われない、許されない、もう会えない、偽りたい、裏切りたい、繋がれない、伝わらない、そばにいたい、諦めない
すべて生きることへの欲望をさらざんまい全話で表現していた、という風に感じました。
>「さらざんまい」かっぱ広場の場所はどこ?金のカッパ像は本当にあるの?
さらざんまいラストの意味は?続編はある?
ラストで、サラが春河に
皿は生命の器、形あるものはいつか失われます。
喪失の痛みを抱えてもなお欲望を繋ぐものだけが未来を手にできる
と言っていました。
ケッピ王子は
希望も絶望も命とともにあるのだから
とも。
一稀たちが歩む未来は明るいとは限らないというケッピ。
ですが繋がりたい思いで現実に戻ってきた一稀たち3人の絆は丸い円の内側にあるのだと思います。
あれから3年後、少年院を出た悠を一稀と燕太はまっていました。
悠が戻ってきた懐かしい場所には、人力車の車夫となった玲央とマブの姿!ケッピを腕に抱えるサラも。
吾妻橋の上で3人は「さらー」「さらー」「さらー」「さらざんまい」とポーズ!
その後、橋の下を通る屋形船の上にはカッパ姿の3人。
いざ、未来へー
という言葉でエンドとなりました。
続編は作ろうと思えばできます!個人的には「続編」なくてもいいかなとは思っています。
続編あるなら内容は、
ケッピ王子の絶望の話
玲央とマブ
一稀、燕太、悠のサッカー選手になるまでの話
など、アニメでは描ききれなかった部分をやってほしいです。
まとめ
「さらざんまい」の最終回の感想をまとめました。
欲望は命、繋がりたいという人の欲求を見事に描いたアニメでした。ぶっ飛んだ設定を取っ払うととてもシンプルな人の感情をメインに持ってきた内容でドシンと胸に重くのしかかる感覚でした。
アニメだからこそ表現できる世界観と色彩、人の欲望はこんな色なのかと客観的に見てみたりとにかく見る度に深く考え込んでしまうストーリーでした。
最終回のまとめ方が秀逸で、また1話から見直そうと思ってしまいました。