『リオ2016パラリンピック』 陸上競技に中西麻耶さんが出場します。
陸上競技を続けるための費用不足などの問題を抱えて苦しいときもありました。
美人パラリンピック選手中西麻耶さんのことを調べてみました。
目次
中西麻耶さんの経歴と障害の原因は?
中西麻耶(なかにしまや)
生年月日:1985年6月3日
出身地:大分県由布市
所属:うちのう整形外科
障害:右下腿10cm以上の短縮切断
中西麻耶さんは、中学生からソフトテニスの選手として活躍していました。
インターハイや国体にも出場経験のある実力のある選手でした。
2003年に高校を卒業後は、塗装業の仕事に就きます。
ソフトテニス選手を続けながら、仕事もこなす日々を送っていたときに「足を切断」するまでの大きな事故にあいました。
2006年、21歳のときに勤務先の建設現場で、並べてあった鉄骨が倒れるという大惨事に巻き込まれてしまいました。
「あれ!?」と思った瞬間、右足は鉄骨の下敷きに。
溶接する音などの飛び交う現場で鉄骨が崩れる音は直前まで聞こえず、気づいたときには足の感覚はなし。
「痛い!」と思ったのは一瞬だったと中西さんは振り返ります。
最初の病院では「治療は無理」、もうひとつの病院では「足の切断」「神経をつなぐ」と言われました。
中西麻耶さんは迷わず「足の切断」を選びました。
神経をつなぐには2年かかること、100%元には戻らないということできっぱりとその選択を切りました。
「こんなことで選手生命が終わってたまるか!」
という気持ちで足を切断してでも早く復帰してテニスをしたいと思っていました。
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パラ陸上選手としての成績は?
義足を抱えて障害者となった2007年からパラ陸上へ挑戦をはじめました。
きっかけは、義足を作ってくれた「義肢装具士」の臼井二美男さん。
パラ陸上を始めて1ヶ月後には100m走、200m走で日本記録を樹立!
あっという間に2008年の北京パラリンピックの日本代表選手に選ばれました!
中西麻耶さん、スポーツの才能が有り余っていたんですね!すごい!!
北京パラリンピック後は、成績が思うような成績ではなかったために単身アメリカへ渡ります。
そこでひょんなことから、ロス五輪の三段跳び金メダリストアル・ジョイナーに声をかけられ、コーチとして指導してくれました。
「いつでも君のコーチだから」と言ってくれた金メダリストの存在を日本に帰国するまで中西麻耶さんは知らなかったんだそう!!
【 パラリンピック成績 】
●2008年 北京大会
- 100m 6位入賞
- 200m 4位入賞
●2012年 ロンドン大会
走り幅跳び 8位入賞
【 日本記録 】
●2008年5月 大分陸上
200m 28秒52 日本記録
●2016年5月 第27回日本パラ陸上競技選手権大会
走り幅跳び 5m51 日本新記録・アジア記録
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義足の費用はいくらかかる?
競技用義足は、1足120万円。
義足は、最低2足は必要です。
海外遠征に出れば、旅費や現地での生活費、練習施設の利用料、コーチへの謝礼などの費用も必要です。
中西麻耶さんの競技に必要な費用は海外遠征費用・競技用義足を含めて年間500万円ほどかかるそうです。
自分に合った義足があることは、心強いですし記録が違います。
そしてアスリートは練習環境も大切です。
いろんなことにお金がかかるんですね、、、。分かっていても実際詳しくは知らないことばかりです。
義足や環境を整えるための費用を作るため中西麻耶さんは「セミヌードカレンダー」を作ったことでも話題になりました。
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義足の費用調達のために
2011年に活動資金の調達ができずに世界選手権の出場を断念しています。
大きなスポンサーが付いている選手もいればそうではない選手もいます。
中西麻耶さんは、資金調達のために「セミヌードカレンダー」を制作し発表します。これによって資金調達が行えました。
「セミヌードカレンダー」は大きな話題も呼びましたが、この本質を理解してくれる人は少なかったのかもしれません。
彼女の資金調達はこういったやり方となりましたが、本人は後悔はしていないと堂々と言っています。
彼女の静かな訴えに目を背けているようでは、パラリンピックの競技選手が育たなくなってしまいます。
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リオパラリンピックの結果は?
陸上女子走り幅跳びで4位入賞(記録 5m42 )
おめでとうございます!
まとめ
・中西麻耶さんは、21歳の時に仕事場である建設現場で鉄骨が右足の上に落ちたことが原因で義足での生活を余儀なくされました。
・北京、ロンドンパラリンピックに出場経験あり、しかし競技に必要な費用がなく「セミヌードカレンダー」を作るなどで資金調達をしました。
・競技続けるための費用は年間で500万円はかかります。遠征費用や競技用義足の製作など、選手として必要な費用です。
金メダルを取ると日本では、JOCから300万円もらえます。
海外では1,000万以上もらえる国も多くあります。
賞金をもらうことが目的ではないですが、競技費用不足で大会の出場を諦めるという選手がいることに驚きました。
美しくて強いパラリンピックアスリートである中西麻耶さん。
競技を続けるためには、選手ひとりだけではカバーできない苦労があるのことがわかりました。
リオパラリンピックの舞台ではその苦労を跳ね除けて素晴らしい記録を!応援していますよ!
リオパラリンピックでのご活躍入賞おめでとうございます。私は大分県佐伯市出身です。コーチとの練習の様子を、テレビの再放送を見て懐かしいと同時に感動しました。70才の私ですが、久し振りに熱くなりました。応援しています。
初めまして、siromama(シロママ)と申します。
記事を読んでくださりありがとうございます。
中西麻耶さんの選手としての努力をたくさんの方に知ってほしいと思って記事を書きました。
森崎さんは中西麻耶さんと同郷ということで、身近に感じている選手なんですね!
中西麻耶さんや他のパラ選手の活躍がもっと伝わるよう、私も応援していきたいと思っています!
東京パラリンピックが楽しみですね♪
コメントありがとうございました!